教育目標
ヒトを含めた生物や生命を科学的・体系的に理解していくために,その基礎として必要な知識・概念を学ぶ.また,いくつかの主要な生命現象を詳しく学ぶことを通して,生命現象への興味や探求心を高めながら理解を深め,生物学的なとらえ方と考え方を身につける.
教育内容
多様な生物が見せる生命の特徴を通じて生物とはどのようなものかを解説し,生命はどのように成り立っているかについて,生命体の構造と機能を説明する.さらに,主要な生命現象の例を紹介することで,生命現象がどのように分析され,理解されているかについて解説する.生物の進化や環境とのかかわりという視点も取り入れながら,生物や生命とは何かを考えてゆく.
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教育目標
高等学校で[生物]が未履修である学生が高等学校[生物]の要点を学習し,最も基本的な高等学校レベルの生物学的知識を身につけ,大学での「生物学」の授業を円滑に履修できることをめざす.
教育内容
さまざまな生命現象の基本的な事項として,生命体の構造と機能,生命の連続性,環境と動物の反応,について学習する.
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教育目標
光学顕微鏡による観察および生化学的実験の基礎的方法を体験する.観察・測定結果の記載とそれらの客観的解析が,科学的作業として重要である事を理解する.また,実際に生命現象を間近でとらえることにより,生物学で学ぶことがらが具体的現象に基づいていることを実感する.
教育内容
全6項目の実験を行う.そのうち3項目は光学顕微鏡の使い方を学び,細胞と組織に関する基本的な観察とスケッチを行い,生物の観察と記録を練習する.他の3項目は生化学的実験を行い,生命現象に欠かせない生体物質の性質を調べるとともに,実験器具の取り扱い方,測定値の処理法などを身につける.さらに,基礎的なレポートの書き方を理解し,実験内容についてのレポートを作成する.
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