マルウェア検出率と東京の気温の表に基づいてグラフを作る。
マルウェア検出率のグラフ
項目名を含む表の範囲を選択

「挿入」タブ → 「縦棒/横棒グラフの挿入」 → 「2-D縦棒」の「集合縦棒」

グラフの余白部分をドラッグすると移動できる。どこかのセルをクリックするとグラフ選択が解除される。

東京の気温のグラフ
CtrlキーとShiftキーを上手に使って、西暦の列と「年の値」の列の、項目名から最終年までを選択する。
具体的には、このようにする:
「年」のセル(B3)をクリック
→Ctrl+Shift+下キー
→Shift+上キーを2回
→Ctrlを押しながら、最終年の行のO列(年の値の列)のセルをクリック
→Ctrl+Shift+上キー

「挿入」タブ → 「折れ線/面グラフの挿入」 → 「マーカー付き折れ線」

表と重ならないよう移動し、適度な大きさに変更する。
グラフの余白をドラッグして移動、グラフの周囲の白丸をドラッグして大きさの変更。

西暦を横軸にしたかったのだが、数値データなのでグラフになってしまった。これを正しい設定に変更する。
グラフを選択した状態で、「グラフのデザイン」 → 「データの選択」

「凡例項目(系列)」の欄から「年」を選択して「削除」。
次に、「横(項目)軸ラベル」の「編集」

「=Sheet1!$B$4:$B$151」と入力するか、またはマウスでセル範囲B4:B151を選択する(最終年が2023年でない場合はB151を最終年のセル番地に読み替える) → 「OK」

西暦が登録されたはずである。 → 「OK」

横軸ラベルが西暦になった。

横軸の西暦はラベル(名前)として扱われており、数値として扱われてはいない。
そのため、仮に一部の期間
(例えば1901年〜2000年)のデータが欠落していても、目盛の間隔は一定のままである(1900年と2001年の間は101倍の間隔にはならない)。
試しに、1901年〜2000年までの行を削除してみよう。
1900年のデータ点のすぐ隣が2001年のデータ点となるはずである。

横軸の数値が等間隔でない場合は、折れ線グラフではなく散布図にするとよい。散布図は後日扱う予定。
Ctrl+Zか、または左上の「元に戻す」ボタンを押して、削除したデータを元に戻しておくこと。
グラフ要素の設定
グラフは、多くのグラフ要素(グラフを構成する部品)から成っている。
グラフ要素は個別に設定したり追加・削除したりできる。
例えば、凡例をクリックしてからDeleteキーを押すと、凡例が削除される。

凡例が削除された。

グラフを見やすくするため、縦軸の設定を変更する。
縦軸(値軸)を右クリック → 「軸の書式設定」
右から軸の書式設定の作業ウィンドウが出てくる。
「軸のオプション」 → 「軸のオプション」のアイコン(4つ並んでるアイコンの一番右) → 軸のオプション →
「最小値」「最大値」「目盛」「補助目盛」に、それぞれ「12」「18」「1」「0.2」と入力
数値の右の「自動」が「リセット」に変わるはずである。
もし変わらなかったら、小数点以下に「0」を付け加えて入力する(例えば「0.2」を「0.20」にする)。
作業ウィンドウは右上の「×」をクリックすると引っ込む。

縦軸の最小値・最大値・目盛間隔が設定通りになった。
しかし、補助目盛線が表示されていないので、補助目盛間隔の設定はまだ生きていない。

そこで、補助目盛線を追加する。
縦軸を右クリック → 「補助目盛線の追加」

補助目盛線が追加された。
軸に数値を伴うのが目盛線、伴わないのが補助目盛線である。
補助目盛線の間隔は、設定した通り0.2になっている。

目盛の数値に小数点以下「.0」の表示は不要なので、1の位までの表示に変更する。
縦軸を右クリック → 「軸の書式設定」 → 「軸のオプション」 → 「軸のオプション」のアイコン → 「表示形式」 → カテゴリ「数値」 → 小数点以下の桁数「0」

1の位までの表示になった。

横軸に目盛を追加する。同時に、西暦の表示間隔を設定する。
横軸を右クリック → 「軸の書式設定」 → 「軸のオプション」 → 「軸のオプション」のアイコン → 「目盛」の「目盛の種類」を「内向き」にする → 「ラベル」の「間隔の単位」を選択し「10」にする

横軸ラベル(西暦)が10個につき1個の表示になった。

グラフタイトルを「東京の気温(℃)」にする。
グラフタイトルをクリック → もう一度クリック → タイトルを書く

グラフ完成。

練習
国立がん研究センターのデータに基づいて、胃がん死亡率の推移のグラフを作成してみよう。
国立がん研究センターがん情報サービスの集計表ダウンロードのページから、「全国がん死亡データ」のExcelファイルを開く
→ 右上の「編集を有効にする」をクリック(パスワードを求められた場合はパスワードを入力せず「読み取り専用」をクリック)
→ シート「rate」を開く(下の「ファイル内容」「部位コード表」「number」等と書かれている部分をシート見出しといい、クリックするとそのシートが開かれる)
→ 「胃」の「男女計」の行の、「死亡年」と「粗率」の列を選択してコピー
→ 新しいExcelファイルを開いて、B4セルに貼り付け
→ セルB1に題名「胃がん死亡率の推移」を追加
→ セルB2に出典「国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)より」を追加
→ セルB3とC3にそれぞれ項目名「死亡年」「死亡率(人口10万人当たり)」を追加
→ 列幅を調整し、罫線を引く
→ グラフ作成(題名、目盛、補助目盛などを設定)
