科研費の書類はTeX で書くと楽です

今年も科研費の申請書類を書く季節が来ました． 毎年，「科研費の書類を Word で書くと，枠がずれるのだが何とかならないか？」という声を聞きます． Word で書かずに TeX で書くと問題ありません．

お金の計算も TeX がやってくれます．

必要なシステム

• LaTeX を使い慣れているあなた．
  締切間際に LaTeX を勉強して間に合わないわけではないけど， ちょっと微妙かもしれません．
• LaTeX で日本語が書ける環境
  • Macでのインストール： MacTeX + TeXShop で日本語：http://www.clas.kitasato-u.ac.jp/~fujiwara/MacTeX/
  • Windowsでのインストール： http://www.clas.kitasato-u.ac.jp/~fujiwara/installTeXwin/
• 科研費LaTeX（毎年毎年，申請書類の様式が微妙に変わります．その年度の最新版を入手しましょう）
  • 科研費LaTeX：http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/kakenhiLaTeX/ から，様式をダウンロード（各様式の横の tar.gz か zip のどちらかをダウンロードして展開する）

使い方

• 上記 科研費LaTeX のサイトの使い方のマニュアルを読んで使う．
  (MacTeX で基盤(C)の場合は，ダウンロードしたファイルを展開してできた kiban_c の中の utf_def フォルダーの中の kiban_c.tex を編集すれば良い．）

これから LaTeX の勉強をする人にお勧めなのは，
奥村晴彦・黒木祐介［改訂第7版］LaTeX2e 美文書作成入門，技術評論社，2017 https://okumuralab.org/bibun7/
です． PDF版もあります．