ある科目の前期の採点結果が次のようになったとする.この結果を基にして成績をつけるとする.
採点データファイル(ダウンロードして使用する)
まず,次の作業を実行して課題用のファイルにデータを取得する.
- ダウンロードしたデータファイルをダブルクリックして開く.
- 入力されているデータ範囲を選択してコピーする.
- 新しいExcelブックに貼り付ける.このとき,オプションで値の貼り付けを選択して下さい.(元の書式を保持か元の列幅を保持すると見栄えが良い)
データがコピーできたら,以下のような条件に従って各学生の成績を評価する.(各段階の計算を,一つの式で記述できなければ途中経過を計算する列を間に作ってもよい)
- データの右に「合計点」の列を作り,試験の得点を85点満点,4回の小テストの”合計”を20点満点に換算し,それらの合計点を計算する.
- 「合計点」の右に「合否判定」の列を作り,60点以上は合格,他は不合格と表示する.
- 「合否判定」の右に「レポート点」の列を作り,各レポートの評価を以下の対応で数値化し,レポートの合計点を計算する.
S: 6点、A:5点、B:4点、C:3点、D:2点、E:1点、F:0点
- 「レポート点」の隣に「評点」の欄を作り,ここまでに計算した得点を用いて以下の条件に従って「評点」を求める.
- 合計点が100点を越えた場合は評点を100点とする.
- 合計点が60点以上の場合は,合計点を評点とする.
- 合計点が60点に達していない場合は,合計点にレポート点を加え,結果が60点を超える場合は評点を60点とする.
- 「評点」の右に「偏差値」の列を作り,評点を基にした偏差値を計算する.
偏差値の求め方は,$i$番目のデータを$x_i$,その偏差値を$T_i$,平均点を$\mu$,標準偏差を$\sigma$をとして,次のように計算される.
$$
T_i = \frac{10(x_i - \mu)}{\sigma} + 50
$$
平均点、標準偏差は適当なセルに計算しておく.標準偏差は,Excelの関数から探す.
- 「偏差値」の右に「評価」の列を作り,評点をもとにして、
90点以上:秀、80点以上90点未満:優、70点以上80点未満:良、60点以上70点未満:可、60点未満:不可
とした評価を表示する.
- 評価ごとの人数を計算した表を作り,グラフにしてみる.タイトル,軸などは適宜設定する.