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フォントに関するスタイル


使用する書体に関するスタイルの設定の仕方です。
  1. 文字の種類を指定
  2. Webフォントを使う
  3. 文字の大きさを指定
  4. 文字の太さを指定
  5. 行送りの調整
  6. 文字を斜体にする
  7. フォントの設定をまとめてする

フォントの種類を指定


使用する書体を設定することができます.

プロパティ意味
font-family 書体の名前
(MS明朝 など)
指定の書体にする.
serif明朝体や Times など
sans-serifゴシック体や Helvetica など
cursive筆記体的なフォント
fantazy派手なフォント
monospace等幅フォント

これは明朝体です.

これはゴシック体です.


Webフォントを使う


通常,フォントの種類を指定しても,ユーザーのパソコンに指定されたフォントがない場合は使用されません.しかし,次のような設定をcssの記述の始めに記述しておくことで,webページの製作者がサーバー上に用意したフォントを,上記のfont-familyで設定し使用することが出来るようになります.

	@font-face {
		font-family: フォントに付ける名前;
		src: url("フォントファイルの場所") format("フォントの形式");
	}

複数のフォント使用する場合は,@font-faceを複数設定します. また,使用出来るフォントの形式は次のようなものです.

フォントの形式拡張子設定する値
TrueType.ttf"truetype"
OpenType.ttf, .otf"opentype"
Embedded OpenType.eot"embedded-opentype"
Web Open Font Format.woff"woff"

この機能を使用するためには自分の「public_hmtl」の中に,使用したいフォントをダウンロードしておく必要があります.ただし,フォントの著作権,使用制限などに気をつけて下さい.

花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに : 小野小町

London Bridge is broken down.

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.

She sells seashells by the seashore.


文字の大きさを指定


文字の大きさを設定することができます.

プロパティ意味
font-size数値+単位指定した大きさの文字を表示
数値+%親要素での文字の大きさに対する割合で決まる大きさの文字を表示
xx-small非常に小さい文字
x-small小さい文字
smallやや小さい文字
medium通常の大きさの文字
largeやや大きい文字
x-large大きい文字
xx-large非常に大きい文字
smaller親要素に対して相対的に小さく
larger親要素に対して相対的に大きく

非常に小さい小さいやや小さい通常の大きさやや大きい大きい非常に大きい
1cmの大きさ2cmの大きさ


文字の太さを指定


文字の太さを設定することができます.ただし書体によって太さの変化には制限があります.

プロパティ意味
font-weight100〜900の数値(100単位)100から900の順にに太くなる
bold太字
normal通常の太さ(既定値)
bolder一段階太く
lighter一段階細く

これは太字の設定です.


行送りの調整


行の上のラインから,次の行の上のラインまでの間隔を調整することができます.

プロパティ意味
line-height数値+単位設定した間隔だけ開ける
数値+%親要素の行間に対する割合を%で指定
数値親要素の行間に対する割合を比率で指定
normal通常の間隔(既定値)

この行と,
この行の間隔は広いです.

この行と,
この行の間隔は狭いです.


文字を斜体にする


文字を斜体にすることができます.

プロパティ意味
font-styleitalicイタリック体にする
oblique斜体にする
normal通常の状態(既定値)

斜体を指定するとこの様になります.


フォントの設定をまとめてする


今までに出てきたフォントに対する様々な属性を,一度に設定することができます.

プロパティ
fontA B C D/E F

ここで,A,B,C,D,E,F にはそれぞれ次の値を設定します.

ABCDEF
font-stylefont-variantfont-weightfont-sizeline-heightfont-family

font-variant は英文で使用され,値に small-caps を指定すると,小文字がサイズの小さい大文字で表示されます.

また,設定値を省略した場合は,既定値が使用されます.


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