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インターネット
複数のコンピューター間で情報のやり取りをできるようにしたものを(コンピューター)ネットワークといい,全地球規模のネットワークを特にインターネットと呼んでいます.
最初は,電子メールのような文字情報しか扱えず,しかもネットワーク上のコンピューターに登録されている人しか使用できませんでしたが,近年では画像など
様々な情報を不特定多数の人が使用できるようになってきました.これが,WWW(World Wide
Web),より一般的にはホームページと呼ばれているものです.
この授業では,様々な段階のネットワークを使用することになります.
ネットワークの利用形態
PCのホームディレクトリー |
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使用できる者 | 登録利用者(情報科学受講者) |
情報の存在場所 | それぞれのPC(教室のPCの場合はログイン時にサーバーからコピーされ,終了時に戻される) |
使用可能データ | 全ての形式 |
利用可能範囲 | 教室のコンピューター |
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stuのホームディレクトリー |
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使用できる者 | 登録利用者(情報科学受講者) |
情報の存在場所 | stuサーバー(利用者が登録しているネットワーク上のコンピューター) |
使用可能データ | 全ての形式 |
利用可能範囲 | サーバーに接続できる機器(クライアント)(範囲は設定による:教室近辺のコンピューター) |
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電子メール |
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使用できる者 | 登録利用者(北里大学学生) |
情報の存在場所 | サーバー |
使用可能データ | 主として文字情報(文字以外の情報は添付として利用可能) |
利用可能範囲 | 登録したコンピューターに接続できる機器 |
インターネットに接続できる機器(Webメールの場合:北里大学もこの方式) |
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ホームページ |
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使用できる者 | 全て |
作成できる者 | 登録利用者 |
情報の存在場所 | 作成者が登録しているサーバー |
使用可能データ | 文字,画像など |
利用可能範囲 | インターネットに接続できる機器 |
作成可能範囲 | 登録したコンピューターに接続できる機器(範囲は設定による:教室近辺のコンピューター) |
ホームページの閲覧
ブラウザと呼ばれるソフトウェアを使用する.「Edge」,「FireFox」,「Safari」,「iCab 」等があるが、使用方法はほとんど同じ.
練習1ー1
ソフトウェアを使う練習としてホームページを閲覧してみる
- デスクトップのアイコンをダブルクリックするか,スタートメニューをクリックして現れたウィンドウから探す,または,タスクバーに登録されているアイコンをクリックする.
- ブラウザのウィンドウが現れる.
- アドレス,URL等(ソフトによる)というところにホームページの住所(URL)をキーボードから半角で入力してリターンキーを押す.
例:http://www.kitasato-u.ac.jp (北里大学のホームページ)、http://www.yahoo.co.jp(ヤフーのホームページ) など
- ウィンドウの拡大縮小(ウィンドウの右下の角をドラッグ),スクロールなどの操作をしてみる(スクロールバーをドラッグするかスクロールボタンをクリックする)
- ホームページ内の特定の場所(ポインターを重ねると指の形になる)をクリックすることでページを読み進めることができる.
- ブラウザのウィンドウの上方にあるボタンを使用してみる.
- 左矢印:辿ってきたページを一つ戻る
- 右矢印:戻ったページから一つ進める
- 回っている矢印:現在のページをもう一度読み込む(リロード)
- ソフトウェアを終了する:ウィンドウを閉じるか,「ファイル」メニューをクリックし中から終了を選ぶ
ホームページを閲覧する上での注意
現在では様々な用途にホームページが利用されるようになってきています。これに伴い悪質なホームページも増えてきているようです。こうしたページに関するトラブルに巻き込まれないようにするために、ホームページを閲覧する時には幾つか気をつけるべき注意点があります。
- 危なそうなページには近付かない。もし間違って変なページに行ってしまった時は、ページの中を触らずにもとのページに戻る。もとに戻れないページだったら、ブラウサを終了してしまう。
- 確認せずにやたらとクリックしない。表示された警告等を読まずに無視はしないこと。ただし、警告の形を採って閲覧者をだます場合もあるので注意すること。恐喝のような警告は相手にしない。
- クリックする前に、リンク先のファイルの種類を確かめる。普通のページの場合は「html, htm」のような拡張子(ファイル名のピリオドの後の部分)を持つので、それ以外の拡張子を持ったファイルへのリンクは気をつける。
- むやみに個人情報を書き込まない。
電子メール
電子メールの送受信にはいくつかの方法がある
- 携帯電話などで直接やり取りする
- パソコンなどのメールソフトによってメールサーバーとやり取りする
- Webメールというホームページを利用してやり取りする(北里大学の電子メールはこのやり方)
ここでは,Webメールの使用法を説明する.
- Webメールのホームページにアクセスする.
学生メールログインページ
- ユーザーID とパスワードを入力する
学生のメールアドレスは,ローマ字の姓名の間にドットが入って,
例えば「北里太郎」の場合:kitasato.taro@st.kitasato-u.ac.jp
です.
- メールを読んだり書いたりするページが現れる
- 基本的な操作(Webメールのホームページ内に幾つかボタンが用意されている)
- メールを受け取る:受信ボタンをクリック.(薬学部:リスト更新)
- メールを読む:受信箱の中の読みたいメールをクリックする.
- メールを送る:
- 新規ボタンをクリック.
- 送信先(TOフィールドに相手のメールアドレスを入力),題(Subjectフィールド:メールに題名をつける.),本文を書く.
- 送信ボタンをクリック.
- 返事を出す:返信ボタンをクリック.後は同じ.
- ファイルの添付 :メールに文字以外のデータ(画像など)をつけて送ることができる.
普通にメールを書き,以下のようにしてファイルを添付してから送信する.
- 添付ボタンをクリック
- ファイルを選択する.
- ファイルを添付するをクリック.
練習1ー2
- メールを自分に送ってみる
- 隣の人や携帯に送ってみる
- ファイルを添付したメールを送る
電子メールを利用する上での注意
インターネットの発達と共に、電子メールを利用した悪質な行為が増えている。
電子メールを媒介とした「コンピューターウィルス」、多量の広告を送りつける「スパムメール」、メールを利用した「詐欺」など様々なものがある。
- 知らない人からのメールは受け取らないようにする。
- 添付されてきたファイルを無闇に開けない。たとえ知合いからのメールでもファイルが添付してあることを明記していない場合は、ウィルスが送ってきた場合があるので直ちに捨てる。
- 無闇にメールアドレスを教えない。
- 様々な形を取って、個人情報や金銭を要求してくるようなメールは無視する、下手に返信すると、メールアドレスが実際に使用されているということが相手に知られてしまう。
ホームディレクトリー
PCやサーバー上に用意された、各個人の場所を「ホームディレクトリー」と言う。
これは、PCにログインしたり,サーバーに接続できるコンピューターから接続するためのソフトウェアを使用することにより利用できる。
PC上のホームディレクトリーを利用
電源を入れると、サインイン(ログイン)画面が表示されるので,ユーザー名(北里大学の学生用メールアドレスの@より左の部分)とパスワード(学生用メールのパスワードと同じ)を入力する.入力が正しければ、各個人の「PCのホームディレクトリー」を接続して、各個人の設定でPCが使用できる。
windowsのエクスプーラーで使用するときの注意
今後の使用に便利なように次のような変更をしておきます
- 「表示」たぶをクリックし,「表示/非表示」の項目の「ファイル名拡張子」にチェックを入れる
- 「表示」タブをクリックし,「オプション」をクリック.表示された窓の「エクスプローラーで開く」の右のところをクリックし,「PC」に変更する
学生用サーバー上のホームディレクトリーを利用
練習問題や課題など講義中に作成したファイルを提出するために,学生用サーバー上にある「ホームディレクトリー」を利用する場合は,「ファイル転送アプリケーション」や「PowerShell」などを使用します.
練習問題および課題の提出
授業中に作成した練習問題と課題を全て提出してもらいます.以下のような方法で,作成したEXCELブックを提出して下さい.
提出するための準備
sshの確認
最初に,「ssh」が使用できるかどうかを確認します.
- 「スタートメニュー」→「Windows PowerShell」→「Windows PowerShell」として「PowerShell」を立ち上げる.
- キーボードから「ssh」と入力してenterキーを押す.
- 「usage: ssh [-46 …]」のように使い方が表示されれば「ssh」が使用可能です.「提出場所の作成」に行って下さい.
-
「ssh:用語 'ssh' は … プログラムの名前として認識されません.… 」のように表示される場合は,
「スタートボタン」->「設定(歯車)」->「アプリ」->「アプリと機能」->「オプション機能の管理」->「機能の追加」という順で進み,一覧から「OpenSSH クライアント」を見つけてインストールすれば使用できるようになります.
提出場所の作成
「ssh」を使って,「学生用サーバー(stu)」に各自が提出する場所を作成します.
「スタートメニュー」→「Windows PowerShell」→「Windows PowerShell」として「PowerShell」を立ち上げ,以下の命令を,順にキーボードから打ち込みます.
「ユーザー名」には「Moodle」や「学生メール」のユーザー名と同じ各自のIDを入力し,[
「パスワード」は「Moodle」や「学生メール」,「大学のPC」にログインする時と同じものを入力します.
(enter)の所は,エンターキーを押して下さい.
- 各自のパソコンからstuに接続します:
ssh ユーザー名@stu.clas.kitasato-u.ac.jp (enter)
初めて ssh した時は,接続して良いかどうか聞いてくるので yes と入力して(enter)
パスワードを聞いてくるので,パスワードを入力(注!:この時画面にはなにも表示されない)して(enter)
成功すると,プロンプト(行頭に表示されている部分)が「ユーザー名@stu〜;」のようになるので次に進みます.ならない場合はもう一度やり直します.
- 講義の提出場所に移動します.
cd ../yoshida/SubmitA (enter)
- 自分の提出場所を「学籍番号(全学共通の学科記号付き)」で作成します.
mkdir -m 2775 学籍番号 (enter)
- ls (enter)して,自分の学籍番号があることを確認
- exit (enter)でstuサーバーとの接続を切り終了,WindowsのPowerShellに戻ります(プロンプトが変わる).
提出の仕方
作成したEXCELブックを以下の手順で提出して下さい.
-
各自PC上に作成した「情報科学A」で使用するフォルダーをダブルクリックするかエクスプローラーでフォルダーを開き,表示されたフォルダーの窓の上で「shift+右クリック」して「powershellウィンドウをここで開く」を選択すればフォルダーに移動した状態でpowershellが起動する.
- 各自の学籍番号を「ab12345」,提出したいファイルを「ab12345-renshu.xlsx」とすると,PowerShell上でキーボードから次のように打ち込んでからエンターキーを押す.当然「ユーザーID」には自分のユーザー名(ローマ字の名前)を入力する.
scp ./ab12345-renshu.xlsx ユーザーID@stu.clas.kitasato-u.ac.jp:/home/yoshida/SubmitA/ab12345/
- 「学生用サーバー(stu)」のパスワードを聞いてくるのでキーボードから間違わないように注意して打ち込み(入力時には何も表示されないので気をつけること),エンターキーを押す.
- 提出したいファイルが複数ある場合は,上の手順をファイル名を変えて繰り返す.(powershell上で一度入力したコマンドは履歴が保存されていて上下の矢印キーで遡ったり進んだりでき,この機能を使えば入力が楽になる.例えば上矢印を押せば,直前のコマンドが表示される.)
同じ名前のファイルを提出した場合は上書きされます.
提出したファイルを確認したければ,スケジュールのページの「2023年度前期練習問題・課題提出状況」を見て下さい.
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