HTMLの初歩

ホームページ内の文章の部分は通常の文字で書きます．
しかし、きちんとホームページとして機能させるためには，「HTML」という特別な書式に従って書く必要があります．

ここでは，最も基本的な「HTML」の書き方を学習し，自分でホームページを作ってみましょう．

ＨＴＭＬの要素

例：

<H1>HTMLの要素</H1>

不等号記号 < と > で囲まれた半角英数字（大文字でも小文字でも可）で記述した部分を「タグ」と呼びます．また，より細かい設定をするために「属性（プロパティ）」を付けることができる場合もあり，その場合は，要素名の後ろにスペースを空けて「属性="値"」の様に付け加えます．

ＨＴＭＬファイルの骨格

基本的に，全てのＨＴＭＬファイルは次のような構造を持ちます．自分でホームページを作成する時にも，各ＨＴＭＬファイルを作る時には，まず最初にこの骨格を書くことから始めます．

ドキュメントタイプの宣言<!DOCTYPE html>：: 最初に必ずこう書きます.HTMLで記述されていることを宣言しています．
HTMLの開始 <HTML> 〜 HTMLの終り </HTML> :: この間の部分がＨＴＭＬであることを示します．lang には使用言語を記述します．ja は日本語です．
ヘッダーの開始 <HEAD> 〜ヘッダーの終り </HEAD> :: この部分には，ファイルに関する情報などが書かれます．
文字エンコーディングの指定 <meta charset="UTF-8">: 使用している文字の種類を指定します．Windows10の基本設定ではUTF-8が使用されています．
このＷｅｂページの題 <TITLE> 〜 </TITLE> :: このページの内容が分かるような題をつけます．
本文の開始 <BODY> 〜本文の終り </BODY> ：: この部分にページの内容を書きます．

練習２ー１

VSCode を使って，ホームページの骨格を作ってみましょう．

エディターを起動させ，「ファイル」メニューから「新規ファイル」を選択して，新しいファイルを作成．
右下の窓枠近くにある「プレーンテキスト」の文字をクリックし，表示された窓から「HTML」を選ぶ．（この操作で，ファイルの種類がVSCodeに認識されます）
HTMLファイルの骨格を入力する．
ファイルに「renshu1.html」という名前を付けて保存する．
骨格だけでは，まだ中身が何もないので簡単な「本文」の部分を書きます． <body>と</body>の間に「今日の出来事」という内容で文章を入力する．この時，段落など構成が分るように整理して記述する．
ブラウザでどのように見えるか確認する．（open in browser がインストールされていれば右クリックして open in default browser から各自のPCのブラウザを選択）