数式の入力


表計算ソフトではセルに計算式を入力することによって計算を簡単に行える.


合計の計算

SUM関数を使って合計の計算をする.

練習5

  1. 去年のデータの下のA列に「月別合計降水量」,N3に「年間降水量」と入力する.
  2. 列の合計を計算する.3通りの方法があるので1月,2月,3月のデータで試してみる.
    直接入力する方法:
    「月別合計降水量」の1月のセルに,「=sum(最初のセル番地 : 最後のセル番地)」のように合計を計算したいセルの範囲を「コロン(:)」を挟んで指定し,入力後リターン.
    fxボタンを使用:
    1. 「月別合計降水量」の2月のセルをクリック.
    2. 「数式」タブの中か「数式バー」の隣りにある「関数の挿入」(fxボタン)をクリックする.
    3. 表示された窓から「SUM」を探して選択し「OK」をクリック.
    4. 関数の引数を入力する窓が表示されるので,その中の「数値1」ボックスにセルの範囲を直接入れるか, ボックスの右横のボタンで窓を最小化するか,邪魔にならない所に移動させてから計算させたいセルの範囲をドラッグ(範囲が点線で囲まれる)する.
    5. 窓を最小化した場合は,右端のボタンで元に戻し,表示された選択範囲を確認してから「OK」をクリック.
    オートSUMを使用:
    「月別合計降水量」の3月のセルをクリックし,合計したいデータのセルの範囲をドラッグして選択してから「数式」タブから「オートSUM(Σ)」をクリックする.
  3. 規則的に入力されたデータの場合は,行方向,列方向の合計を一度に計算できる.これをやる前に上で合計したデータは消しておくこと
  4. 行と列の合計を一度に計算する
    1. セルB4から去年の年間降水量のセルまでドラッグして範囲を選択.
    2. オートSUMを使用する.

平均を計算する

AVERAGE関数を使って,データの平均値を計算する.

練習6

AVERAGE関数を使って1月の平均降水量を計算する.

  1. 「月別合計降水量」の下のセルに「月別平均降水量」と入力する.
  2. 平均値を表示するセルをクリックする.「月別平均降水量」と入力されたセルの隣のB列のセル.
  3. 「数式」タブの中か「数式バー」の隣りにある「関数の挿入」(fxボタン)をクリックする.
  4. 表示された窓から「AVERAGE」を探して選択し「OK」をクリック.
  5. 関数の引数を入力する窓が表示されるので,その中の「数値1」ボックスにセルの範囲を直接入れる(連続したセルの範囲は,最初のセル番地 :(コロン)最後のセル番地のように表す)か, ボックスの右横に付いているボタンをクリックして窓を最小化するか,邪魔にならない所に移動させて,計算させたいセルの範囲をドラッグ(範囲が点線で囲まれる)する.
  6. 窓を最小化した場合は,右端のボタンをクリックして元に戻し,表示された選択範囲を確認してから「OK」をクリック.

数式を入力したセルには計算結果が表示される.この時,数式バーには入力した数式が表示されるので実際の数式を確認できる.
「関数の挿入」を使用する代わりに直接セルに数式を入力してもよい.


数式をコピーする

通常のコピーの場合は次のようにします.

  1. コピーしたいセルをクリックして選択し,ホームタブから「コピー」をクリックする.
  2. コピーを入力したいセルをクリックして選択し,ホームタブから「貼り付け」をクリックする.

ひとつのセルのデータを複数の連続したセルにコピーするには次のようにオートフィル機能を利用します.

  1. コピーしたいセルをクリックして選択する.
  2. セルの右下の隅にポインターを持っていくと,形がフィルハンドルに変わる.
  3. フィルハンドルを必要なところまでドラッグすると,ドラッグした範囲に自動的に数式がコピーされる.

練習7

オートフィル機能を使って以下の量を計算する.

  1. 「2月」以降の「月別合計降水量」を計算する.
  2. 「2月」以降の「月別平均降水量」を計算する.

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