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作業場所を作成
最初に,今後作成したプログラムを保存しておくJava用の作業場所をパソコン上に作ります.
- どこに作ってよいのですが,分かりやすいように「デスクトップ」に作ります.(安全のために U: にも作成して置いた方が良いかもしれません)
Windowsのデスクトップ上で「右クリック」し,「新規作成」→「フォルダー」をクリックします.
- フォルダー名は「Java」にしておきます.
- ついでにファイルの「拡張子」,「隠しファイル」が表示されるようにします.
タスクバーの「エクスプローラー」のアイコンをクリックして立ち上げ,「表示メニュー」を選択すると現れるリボンの右の方にある「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」にチェックすれば表示されるようになります.
VSCodeの準備
前回インストールしたVSCodeを,Javaのプログラムを作成するのに便利なように設定します.大学のパソコンを使用する場合もこの設定はしてください.
入力は基本的に「半角(英数)」で行います.
まず,VSCodeを起動します.
スタートメニューの中から VSCode のアイコンを探してクリックするか,デスクトップ上のショートカットアイコンをダブルクリックします.
日本語の使用
インストールしたてのVSCodeは英語モードで動いているので,メニューなどが日本語で表示されるように変更します.
- VSCodeに日本語パッケージをインストールする.
- 左側にある四角いアイコン(extension)をクリック
- 検索窓からJapanese Language Pack for Visual Studio Codeを検索しインストール
- 右下に現れる窓から「Change Language and Restart」をクリックしてVSCodeを再起動する.
JDKを使用するための設定
Javaのプログラムを作成したり,実行したりするのは,JDKなので,VSCodeからそれらを使用出来るように設定します.
Javaのプログラムの作成・実行の設定
- デスクトップの「Java」フォルダーを開き,窓の中の何もないところで右クリックし,「新規作成」→「フォルダー」として新しいフォルダーを作成します.名前は,「.vscode」とします(先頭のピリオドを忘れないように.).
- ここにある「tasks.json(windows)」という設定ファイルをダウンロードします(右クリックし「名前を付けてリンク先を保存」).
Mac の場合は「tasks.json(mac)">」をダウンロードしてください.
- ダウンロードした「tasks.json(windows)」をドラッグ&ドラッグして,「.vscode」の中に移動します.
- 移動したファイルの名前を「tasks.json」に変更します.変更すると使用できなくなると言うような警告が出るかもしれませんが,構わず変更します.
プログラム作成の流れ
以上までで準備ができたので,実際にどのようにしてプログラムを作っていくのかを見ていきましょう.
作業手順
一般に「Java」のような「コンパイラ言語」でプログラムを作成して実行するまでのおおまかな作業手順は次の通りです.
- VSCodeのようなエディターで「プログラミング言語(Java等)」を使用してプログラムのソースを記述します.
- 作成したプログラムのソースを,コンピューターで実行できる形(プログラム)に変換します.この操作を「コンパイル」とか「ビルド」といいます.
- コンパイル時にエラーがあったり,実行結果が間違っている場合は,エディターでプログラムのソースを修正し,コンパイルをしなおします.正しく実行されるまでこれを繰り返します.
この授業の場合のより具体的な手続きは以下のようになります.
プログラムのソースファイルを作成
Java言語を使って,プログラムのソースを記述します.
- VSCodeを起動し,「Java」フォルダーが開いていなければ,「ファイル」->「フォルダーを開く」か,右側の窓の「フォルダーを開く」を選択して「Java」フォルダーを開きます.
- 「ファイル」メニューから「開く」を選択して,既にあるファイルを開くか,「新しいファイル」を選択して新しいファイルを作ります.このとき,ファイル名の入力欄が表示されるので,保存するファイル名を入力します.ファイル名は,あとで説明する「クラス名」と同じにし,最後に拡張子「 .java 」を付けなければなりません.
- ファイル名の入力後「エンター」すると保存場所を聞いてくるので,最初に作った「Java」フォルダーに保存します.
詳しい使い方は,メニューバーの「ヘルプ」を見ましょう.
コンパイルと実行
作成したプログラムソースをJDKを使って,コンピューターの理解できる形に変換し,実際に動かしてみます.
- VSCodeにコンパイルしたいソースを開いた状態で,キーボードで「Ctrl + Shift + B」をするか,メニューの「ターミナル」->「ビルドタスクの実行」を選択します.
- エラーがなければ,コンパイルが成功し,自動的にプログラムが実行されます.
このとき,右の窓には「クラスファイル」というプログラムができます.ファイル名は,「クラス名.class」です.,
- エラーが在った場合は,エラーメッセージが表示されクラスファイルはできず,実行されません.この場合は,ソースファイルを修正してやり直します.
- 予定通りの動作がされれば成功ですが,うまく動作しない場合はソースを書き直してやり直します.
実際にやってみる
簡単なプログラムを使って実際に作業してみましょう.
-
VSCodeで新しいファイルを作り,自分のJavaフォルダーに「HelloJava.java」という名前を付けて保存し,次のプログラムを入力する.(\はwindowsでは¥キーを入力:vscodeでは\が表示される)
public class HelloJava{
public static void main(String[] args){
System.out.println("Hello Java!\n");
}
}
- 命令の綴りや文法の間違いは,下側の窓の「問題」に表示されるので,問題がある場合はこれを修正します.
-
書き終わったら,キーボードで,「Ctrl + Shift + B」でコンパイル&実行する.または,「ターミナル」メニューから「ビルドタスクの実行」.
エラーがあれば修正して,もう一度.
-
コンパイルが成功したら,自動的にプログラムが実行され,VSCodeの右下のターミナルウィンドウに「Hello Java!」と表示されれば完了です.
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