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大学英語教育学会(JACET) バイリンガリズム研究会

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研究会設立者よりご挨拶

東京大学 目白大学 名誉教授
岡  秀夫 

1970年代から日本の国際化に伴い、帰国子女が増え、イマージョン教育も登場するという社会的背景の中で、単一言語社会と信じられていた神話も崩れ、バイリンガルへの関心が高まり、バイリンガリズムについて正しく理解する必要性が出てきました。1996年にはC. Bakerの訳本(岡訳編、大修館書店)も登場し、研究にも拍車がかかる中、大学英語教育学会(JACET)の研究会組織としてこの「バイリンガリズム研究会」が発足しました。活動として、月例会という形で勉強会を催し、AILA ’99世界大会(於:早稲田大学)で発表し、ほぼ毎年JACET全国大会でシンポジウムを開いています。また、2003年には『日本のバイリンガル教育』(三修社)を出版し、2008年以来3期連続して各3年の科学研究費助成金をとり、活発に調査研究に取り組んできています。JACETの英語教育学大系では、第5巻『第二言語習得』(2011)の第3章「バイリンガリズム」を分担執筆しました。